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コース紹介
荷坂峠コース
 歩行距離:
  約11km(JR梅ヶ谷駅〜加田教会前バス停)
  / 約8km(JR梅ヶ谷駅〜JR紀伊長島駅)
 所要時間:
  約3時間20分(初心者向け)
  / 約2時間20分(初心者向け)

コース地図コース案内交通アクセスJR・バス)|モデルコース

コース案内
写真付きの詳しいコース案内へ

 ここでは、梅ヶ谷駅を出発して紀伊長島駅、さらに長島の旧街道を通って加田教会前までのコースを紹介します。
 コースの大部分が下り又は平坦な道。広葉樹の多い荷坂峠の雰囲気、沖見平からの眺め、長島の旧街道の町並みなどを楽しみながら、気軽に楽しめるハイキングコースです。

 JR梅ヶ谷駅から荷坂峠まで
 大内山村にあるJR梅ヶ谷駅から出発します。駅には数台分の駐車スペースがあるほか、トイレもあります。
 駅を出発して、国道42号線を尾鷲・熊野方面へ進みます。歩道がありますが車には注意。
 20分ほどで、かつて峠にあったと言われる3体のお地蔵様が並ぶイチョウの木に到着。さらに15分ほど歩くと、荷坂峠の自動車用標識があってカーブしていく手前、右側にスギ林の中を通る旧道があるので、これを進みます。5分もすれば荷坂トンネル手前の入り口に着きます(バス停の荷坂峠口はココ)。車に注意して国道を横断して、案内標識に従って林道(旧国道)へ入ります。
 林道を少し歩けば、茶屋跡の広いスペースが左手にあり、荷坂峠道の案内標識があります。荷坂峠の頂上はこの辺りで、あとは紀伊長島側へ下っていくだけになります。

 紀伊長島側の登り口まで
 降り口付近は、少し荒れた人工林になっていますが、少し歩くとすぐに自然林が現れます。このコースは、温暖な気候の東紀州の植生がよく分かる場所です。
 4月にはオンツツジやモチツツジなどたくさんの花が咲き、秋にはハゼノキ・ヤマガキなど色づくものも多くあります。削られた岩肌を通り抜ける道と自然林を楽しみながら下っていきます。
 30分ほど歩くと沖見平への分かれ道があり、右へ少し入ると、紀伊長島町を見渡せる沖見平に着きます。沖見平には、鈴木牧之が詠んだ句が紹介されています。
 沖見平からもとの道に戻ってさらに下っていきます。途中から、江戸道と明治道という案内標識が立っています。尾根筋に一気に下っていくのが江戸道で、くねくねと曲がりながら緩やかに下っていくのが明治道です。江戸道はけっこう急で足場もあまり良くないので、のんびり歩きたい方は明治道がオススメです。
 林道沿いの降り口から50分ほどで、巻き上げ道との分岐点があります。ここからは再び平坦な道になります。紀伊長島町側の登り口まではすぐです。

 ※ 荷坂峠からの下り道について
 荷坂峠からの下り道、案内標識が立てられていて一般に歩かれているのは明治時代に拓かれた道で、江戸時代には尾根沿いを一気に下る道があったようです。道が明確でないのですが、簡単にご紹介します。
 荷坂トンネルから旧国道へ入り、茶屋跡を過ぎて歩いていくと、長島と大内山の境界を示す古い標識があります。そこから少し歩いたところ、右へ大きく90度ほど曲がっているあたりが降り口です。曲がっているカーブの頂点、道の左側に尾根が続いています。
 尾根上には、わずかに踏み跡らしきものがありますが、道は不明確ですし、急斜面なので注意が必要です。少し下っていくと、一般に歩かれている荷坂峠道と、「憩い石」の辺りで合流。ここから先は、道が不明確なので、一般に歩かれている道を進みます。
 沖見平を過ぎて長八茶屋跡のあたりから、尾根沿いの道らしきものが時々現れます。この辺りからは、江戸道と明治道の標識もあって、道をたどることができます。尾根沿いを一直線に下っている道なので、ジグザグに曲がりながら付いている一般に歩かれている道と交差しながら続いているようです。シダをかき分けながら一気に下っていくと、ベンチの置いてある紀伊長島側の登り口に到着します。

 紀伊長島駅まで
 登り口を少し過ぎるとアスファルトの道になり、田んぼの間の道を歩きます。このあたりで振り返ると、荷坂峠を通っている国道42号線が山腹によく見えます。
 一里塚の石仏碑を通り過ぎ、国道42号線の下をくぐり、左手にしだれ桜のきれいな墓地を見ながら歩きます。登り口から30分ほどで、ガソリンスタンドの裏手に。ここで国道に出ても良いですし、さらにまっすぐ10分ほど歩いていけば道の駅マンボウで国道に合流します。(マンボウはお土産なども豊富なので、ぜひ立ち寄りたい場所です。)
(※ここから先、案内標識がありませんので、注意してください。)
 マンボウから国道の歩道を歩いていき、歩道橋のある交差点で左へ。ここから旧街道になります。特にきれいな町並みがあるわけではないのですが、時々風情のある旧家が残っています。
 この旧街道を歩いていけば、左手に紀伊長島駅が見えてきます。

 加田教会前まで
 加田教会前まで歩く場合は、紀伊長島駅への道に入らず、まっすぐ旧街道を進みます。駅を過ぎて間もなく踏み切りを越えますが、田丸から海沿いを通っていた「熊野脇道」は、この辺りで熊野街道と合流していたようです。
 踏み切りを渡って右へ進み、そのまま橋を渡って赤羽川を越えます。そのまままっすぐに旧街道が続いています。かつては紀伊長島のメインストリートだったそうですが、今はシャッターの下りている店が多く、人通りもまばらです。旧家がポツリポツリと残っていて歴史を感じさせますが、旧街道の町並みという程の風情はありません。
 しばらく道なりに進み、長島湾に出る手前の交差点(左斜め前に製菓店があります)を右へ。この辺りも、ポツリポツリと古い家や細い路地が残っています。長島神社の前を通って、歩行者用の隧道を過ぎ、国道42号に合流して左へ進みます。
 かつての参詣道は今のJRの線路あたりを通っていたようですが、今は道がないので国道の歩道を歩いていきます。紀伊長島町役場を過ぎて歩いていくと、長島造船の右手に小さな踏切があります。これがツヅラト峠・島地峠を越えてきた道との合流点で、石仏道標が残されています。
 さらに国道を歩いてJRの線路を高架で越えて、坂を上っていけば加田教会前のバス停があります。

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