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コース紹介
荷坂峠コース

八柱神社 スタート地点は大内山村のJR梅ヶ谷駅。駅のすぐとなりには、しだれ梅やサクラがきれいな八柱神社があるので、ちょっと寄っていくのもいいでしょう。
また、紀州藩主が詠んだと言われる歌碑も立っています。
トイレもあるので、ここで済ませておきましょう。

まずは国道42号線の歩道を紀伊長島方向へ歩きます。約3キロ、たっぷり40分くらいは歩くことになります。
車に気をつけながら、庭先の花や道ばたの人工林などを眺めて歩きましょう。(途中には、銀杏の木の下に3体のお地蔵様が並んでいます。かつては峠の頂上にあったと言われています。)
国道42号線 銀杏の木の下に3体のお地蔵様

「荷坂峠」の案内標識 しばらく歩くと、「荷坂峠」の案内標識があります。(←画像の右端)
この辺りは国道沿いに歩道がないので、「峠」というお店の所から、人工林の中を通って行くといいでしょう。(旧国道はこの道だったようです。)

荷坂トンネル 荷坂トンネル。信号もないところを横断しなくてはならないので、危険です。くれぐれも車に注意して横断してください。
 トンネル横(→画像左)に荷坂峠の案内標識が立っています。ここから林道(旧国道)へ入ります。

下左:林道(旧国道)に入ると間もなく、案内標識が立っており、そこが山道への入り口(降り口)です。荷坂峠の頂上はこの辺りで、紀伊長島側へは下るだけになります。かつては峠の頂上に茶屋や石仏があったようですが、今は何もありません。
下右:単に平らなスペースが残るだけの茶屋跡。
江戸時代のいつ頃かは定かではありませんが、この峠に旅宿を兼ねた茶屋が開かれ、西国巡礼や伊勢参宮をする人々の憩いの場となっていたと言います。
明治末期から昭和初期にかけて、峠は人力車の中継地として客待ちの車が数台止まっており、饅頭笠や小田原提灯、将棋盤などが縁台に置かれ、車夫の休憩所ともなっていたそうです。
山道への入り口  茶屋跡

石仏跡 茶屋の向かい側に石段があって、その小高い所に間口2.7メートル、寄せ棟・瓦葺きの祠が建てられ、その堂内に高さ40センチほどの石仏(如意輪観音)が祀られていました。石段下の右側にあった「足守り地蔵」と呼ばれた石仏、さらに少し北寄りに祀られていた地蔵尊と共に旅人の信仰を集めていたと言われています。
今、この三基の石仏は、道路改修工事のために2度移転され、大内山河内地内で銀杏の木の下に祀られています。(上の画像)

下左:荷坂峠からの下り道、江戸時代には尾根筋を一気に下る道があったと言われています。その道を歩きたいという人は、上記の案内標識を過ぎて少し歩いてくと、境界を示す古い標識があります。これを少し過ぎて、右へ90度曲がっているカーブがあるので、このカーブの頂点が入り口になります。標識はありません。
下右:尾根筋には、わずかに踏み跡らしきものがありますが、道は不明瞭です。急斜面ですし、山を歩き慣れている人以外は、行かない方がよいでしょう。
旧国道の境界を示す標識 尾根沿いに下る道が続く

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