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この日は、峠頂上一帯に、ヤマザクラとモミジを植えました。
まず、土の軟らかそうな場所を探してスコップで穴掘り。写っているのは谷会長。まだまだお若い・・・。
高さ40〜70センチ程度の苗木なので、スコップで土をどけてそこへ根を突っ込んで植えます。掘り返すと土が乾いてしまうので、根がつきにくいんだそうです。植えたら、周りの土をしっかり足で踏み固めます。 |
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次に、獣害防除カバーのための支柱を打ち込みます。
植樹しても、そのままではシカなどに食べられてすぐになくなります。一本一本に防除カバーを取り付けなくてはならないのです。
支柱が打ち込めたら、植えた苗木にすっぽりとカバーをかぶせます。(上の画像で白い物体がそれ。筒状になっていて、筒の中に苗木を入れます。これで食べられることはありません。) |
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カバーをかぶせたところで、支柱とカバーを固定します。上と下、一本の木につき2ヶ所ずつとめます。
これで出来上がり。支柱2本、カバー、留め具2つ、1本の木を守るためにこれだけ必要なんです。 |
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ちなみに、今回の資材は大阪の業者さんが寄付してくれたそうです。なんでも、「ツヅラト峠を守る会」のホームページを見て、守る会の趣旨に賛同したんだとか。
さすがは守る会、やりますねえ。
植樹をするとき、大きさにもよりますが、苗木は1本数百円程度ですむことが多いのです。しかし、獣害防除用の資材が高いのです。今回の寄付は50本分全て寄付なので、たいへん助かりますね。 |
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白い筒状の獣害防除カバーを上からのぞいた画像。中央から上の方にひょろりと伸びているのが苗木。
このカバーは特殊なプラスティックで、5年くらいすると腐って自然分解されるそうです。支柱と留め具だけ回収すればいいというスグレモノ。風も当たらないし、快適でしょうね。すくすく育ってほしいものです。
快晴の朝から作業をして、雲が出てきたお昼過ぎには終了。
何年か後には、この素晴らしい展望に、春はヤマザクラ、秋はモミジの紅葉が見られることでしょう。楽しみですね! |
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