熊野古道
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 雨上がりの馬越峠道 2011年10月
傷んできた道標 歩き始めて目に留まったのは、世界遺産登録されている部分に設置されている道標。虫に喰われたり雨に濡れたりで、ずいぶん傷んできていました。文字が読めなくなるのが早いか、腐って土にかえっていくのが早いか。
白い谷筋
 登り始めは石畳道が小川のようになっていましたが、登って行く途中もザーザー、ゴーゴーと大量の水が流れ落ちる音がひのき林に響き渡っていました。日の差し込まない薄暗い山道では、少し怖くなるくらいの水音でした。谷筋をのぞきこんでみると、普段はあまり水の流れが見えないところに白い水しぶきがくっきりと見えていました。
ミカエリソウに彩られた石畳道 ちょこっと歩きの旅行者とは、登り始めに何人かすれ違っただけで、あとは天狗倉山の途中まで一人旅でした。伊勢路の中で一番歩く人の多い馬越峠を休日に歩いてこういう状態は珍しいことです。
 台風12号の影響で古道客が激減しているという新聞記事を少し前に見ましたが、まだ客足が戻っていないのでしょうか。

 水音と鳥の声と自分の息遣いだけを聞きながら、ミカエリソウに彩られていつになく華やかな石畳道を貸し切り状態で歩ける、実にぜいたくな時間でした。
夜泣き地蔵 濡れた石畳道を歩いて行くと、夜泣き地蔵。ここも、すぐ近くの谷筋をゴーゴーと水が流れていて賑やかでした。
 周囲の祠に積まれた小石は、もうこれ以上積めないというくらい増えていました。コケだらけの汚れたべべを着ていた数年前に比べれば、かわいい帽子とべべを着て、すいぶん愛らしくなりました。
 

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