1月10日(月・祝)、尾鷲市南部の梶賀地区【地図】で古式捕鯨を再現した伝統の祭「ハラソ祭」が行われます(例年1月第2月曜日【成人の日】に開催)。 この祭りは江戸時代に盛んだった鯨漁を伝えるもので、鯨の供養を行ったあと「ハラソ、ハラソ」のかけ声とともに八丁櫓を操る古式の漕法や、鯨に銛を打ち込む当時の捕鯨の様子を再現します。 祭り当日は10時からの地蔵寺で浦祈祷に始まり、またそれに合わせて梶賀漁港【地図】において地元チームによるソーラン踊りや輪内中学校生徒によるエイサー踊りなどが行われ祭りを大いに盛り上げます。その後11時25分頃から梶賀漁港【地図】で大漁旗を後ろにつけた和船に地元の男衆と希望者を乗せて梶賀漁港を出発し、隣の曽根集落へ移動。 曽根につくと、男衆らはそれぞれに赤や白の衣装に着替え、さらに驚くことに顔全体を白く塗り、その上に口紅で歌舞伎のくまどりのような模様をつけ化粧をします。 その後梶賀漁港に戻る途中、湾内外において「ハラソ!ハラソ!」とのかけ声とともに魯を使って船をこぎ、モリで鯨を射止める様子を何度も繰り返します。 そして12時半頃、子ども太鼓が出迎える中、梶賀漁港に戻ると船の上から岸壁に向かって餅まきをして締めくくります。 当日は10時頃より梶賀でしか食べられない名物のあぶりをはじめ干物やエゴマもちなど地元産品を食べられる「飲食・販売コーナー」も設置。さらに梶賀婦人会による大敷汁やぜんざいの振る舞いもあり、祭りをたっぷり楽しめます。 是非、勇壮な古式捕鯨の模様と祭りを盛り上げるソーラン踊りや飲食・販売コーナーをご堪能ください。 是非、勇壮な古式捕鯨の模様と祭りを盛り上げるソーラン踊りや飲食・販売コーナーをご堪能ください。 ■当日(1月10日)のスケジュール 10:00〜 地蔵寺で大般若経転読の浦祈祷 10:00〜 ◆飲食・販売ブース ・さかなご飯・大敷き汁 ・サンマ寿司 ・干物(バーベキューコンロ、七輪にて焼いていただけます) ・エゴマもち・栃もち ・伊勢エビ ・アブリ ・和菓子 ・揚げ物 →飲食コーナーでは机とイスを用意していますので、ゆっくりと食事をお楽しみ下さい。 10:00頃 地元チームによるソーラン踊り、輪内中学生徒によるエイサー踊り 11:25頃〜 ○ハラソ船出航 12:30頃〜 ハラソ船入港 ◆モチまき ※飲食・販売コーナー ※ハラソ祭の船のルート
大きな地図で見る ■平成21年のハラソ祭りの模様(スライドショー)
※ご覧いただくにはActiveXの導入が必要です。導入できない場合はココをご覧ください。 ■ハラソ祭りの模様(YouTube動画)
■ハラソ祭り〜曽根での化粧の模様
■ハラソ祭り〜最後、梶賀漁港での餅まき
※2011年1月6日掲載分(再掲)

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ハラソ船は梶賀を出発したのち隣の曽根の港(飛鳥神社近く)で男たちは隈取りの化粧を施します。【平成21年のハラソ祭より】(くまどこイベント報告) |
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曽根から梶賀漁港にもどってきたハラソ船、大漁旗が美しく風になびきます【平成21年のハラソ祭より】(くまどこイベント報告) |
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最後は船から港に向かって行われる餅まきが行われます【平成19年のハラソ祭より】(くまどこイベント報告) |
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