7月6日（土）18時より参加型イベント「丸山千枚田の虫おくり」が開催されました。
梅雨明けが宣言され、夏らしいお天気となった土曜日、熊野市紀和町の丸山千枚田には幻想的な光の祭典を楽しもうと大勢の人が訪れました。
この「丸山千枚田の虫おくり」とは、昭和28年まで実際に千枚田がある丸山地区で行われていた伝統行事を平成16年に熊野古道が世界遺産に認定された年に復活し、平成21年には棚田に1000本、平成22年からは1340本の松明を灯し、幻想的な景観の中で行われるようになり夏の風物詩として丸山千枚田の年中行事として定着しています。
そして昨年からより丸山千枚田に親しんでもらおうと、虫おくり行列への参加・キャンドルでの参加・虫おくりボランティアスタッフでの参加を呼びかけ、参加型のイベントとなっています。

今年は復活10回目を迎えることと今年度中に高速道路が開通する予定であることから、これを記念して、虫おくりの最後には、北山砲と花火を打ち上げられ、例年になく美しい光と夏の風物詩である花火が楽しめることもあり、丸山千枚田の撮影ポイントには早くから三脚の行列が出来ていました。

午後６時からは、元宝塚の夢輝のあスペシャルコンサートがおこなわれ、夕闇が迫る千枚田をバックに歌声が会場を包みました。
その後19：20分ごろ丸山神社より虫おくり行列が千枚田の畦道を「虫送りどののお通りだい」と鐘と太鼓の拍子に合わせてかけ声が田んぼの中を移動して行きました。
虫送りの行列がステージまで戻ると夢輝のあさんと合唱がおこなわれ、迫力ある北山砲が２発が発射され、打ち上げ花火が丸山千枚田を美しく染め上げました。

●スケジュール
18:00 夢輝のあスペシャルコンサート(45分間)
19:20 会長挨拶、虫おくり説明(丸山神社)
19:30 虫おくり行列 丸山神社スタート
20:15 自然の音を聴く時間(30 秒)
20:16 夢輝さんと合唱
20:20 北山砲・記念花火打上げ
20:30 終了

◆関連リンク【丸山千枚田　虫おくりの歩み】
2012年7月14日　「丸山千枚田」の虫送り
2011年7月9日　「丸山千枚田」の虫送り
2010年7月10日　「丸山千枚田」の虫送り
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