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１０日（土） 朝８時に三重県熊野庁舎駐車場に集合した一行は車に分乗して大台ヶ原に向い１０時３０分大台ヶ原駐車場に到着。開会式を行い参加者自己紹介の後、今回の講師である岸畑芳三郎先生より大台ヶ原の植生について説明を受け、早速、東大台トレッキングに出発した。今回のトレッキングの大きな目的はシロヤシオの観察であったが、今年は正木峠付近のシロヤシオの群生地にはほとんど花が咲いていないと言う情報が入ったため、急遽コースを変更してシオカラ谷に向かった。
途中ブナやミズナラの若葉が色鮮やかに一行を迎えてくれた。シオカラ谷で休息後、急な登りになると、参加者の足取りも重くなってきたが、シャクナゲの群生地に続いて目当てのシロヤシオ（ゴヨウツツジ）の白い清楚な花が現れると、参加者も足を止めてしばし見とれていた。シャクナゲの群生地をすぎ大蛇�瑤梁臉篳匹斑罎梁譴慮�事さに大きな歓声を上げ、しばし休憩した。
その後、牛石ヶ原付近まで歩くと日本鹿が顔を出しはじめ皆の心を和ませてくれた。
その後トウヒの立ち枯れが目立つ正木峠から大台ヶ原最高峰の日出ヶ岳に向かい、熊野灘の眺望を楽しんだが尾鷲湾では大きなタンカーが入港しているのが遠望できた。
４時には全員駐車場に戻り、今夜の宿営地和佐又スキー場に向かった。今回のトレッキングは初めてのテント泊である。
参加者はテントの設営に悪戦苦闘しながらも、久しぶりのテント泊を楽しんでいた。ところが 夕食後、テントで就寝中夜半に激しい雨となり、浸水が心配されたが最新型のテントは雨を寄せ付けず快適に和佐又高原の夜を過ごすことができた。翌日になっても雨がやまないため、全員で行う予定だった「笙の窟」へのトレッキングを変更して吉野山金峯山寺ハイキングと笙の窟トレッキングの２班に分かれて出発した。午後３時、全員無事熊野庁舎駐車場に帰着し、今回のトレッキングを終了した。
第３回熊野自然塾は７月１日（土）に近畿地方最高峰で日本百名山でもある大峰山脈の八経ヶ岳トレッキングを予定しており現在参加者を募集しています。
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