●熊野古道とは
●歩く心得・注意
●世界遺産登録について
●動画で見る熊野古道
●コース紹介
●熊野古道のみどころ
●熊野古道写真集
●地域・人々の紹介
●熊野古道グッズ
●お店・宿泊
●古道関連情報
●熊野古道リンク
|
|
|
気持ちを切り替えて、いよいよ大雲取越です。登り口からいきなり急な上り坂が続きます。滝の音がどこかから響いてくる以外は、静かな深い森が広がっています。依然として体が思うように動かず、一段一段、汗を垂らしながら歩きます。 |
|
急な上り坂を終えると、那智高原に到着。アスレチックなどの観光施設として開発されているようですが、こんなものがなぜ必要だったのか?と思いながら公園の中を通り抜けます。
やはりこの日は体調不良、暑さで頭もクラクラしてきたので、公園内にあった東屋でしばし休憩。「ちょっとこの体調では、14kmの道のりは無理かも・・・」と断念しようかとも思いましたが、スポーツドリンクとスルメで水分と塩分を補給したら復活してきたので、とりあえずもう少し歩いてみることに。 |
|
公園を過ぎていよいよ本格的な山道に入ります。杉林の中、尾根に沿うように道が続いており、石畳もたくさん残っています。
普段よりもゆっくりしたペースで歩いていたら、体も少しずつ動くようになってきました。 |
|
標高は700mとか800mとけっこう高いところを道が通っているのですが、すぐ横には舗装された林道。林業のために道が付けられたのでしょうが、ちょっと雰囲気を壊していて残念でした。尾根に沿って、石畳道と土道が交互に続きます。 |
|
ゆるゆると続く上り坂を歩いていくと、登立茶屋跡。かつては大阪方面と熊野を結ぶ重要な道だったことが、解説板に書いてありました。この辺りまで来ると、聞こえるのは鳥や蝉の鳴き声だけ。体調が万全ではなかったので、どんどん山奥へ入っていくのはちょっと不安でした。 |
|
途切れ途切れですが、見事な石畳道がたくさん残っています。伊勢路の場合、ヒノキやスギの林で石畳の周りはシダが彩っていますが、大雲取越では膝〜胸くらいの高さの笹。杉林も一面笹に覆われていて、伊勢路とは趣が異なります。 |
|
|