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 楊枝薬師をめざして その3 2014年8月
 楊枝川に沿って県道780号を歩いて1時間少し、ようやく熊野川との合流地点、県道740号に出ました。やや早足で歩いたつもりですが、1時間少しで約4キロということは、ごく普通のお散歩程度の速さだったということになります。山道を歩いてきた後で暑さもあったし、まあ仕方ないか。
県道740号線に合流
 県道740号線を小船の方(上流方向)へと向かいます。この県道は熊野川沿いの平坦なところを通っていて、見事に日陰がありません。いつの間にか青空が広がり、真夏の日差しが照りつけます。
 歩いている人はいませんが、時おり、県外ナンバーの車が通り過ぎていきます。この県道、ちょっと細い部分もありますが、熊野川の景色を楽しめる良いドライブ道です。
熊野川沿いを歩く
 県道740号を1キロ弱歩いたところが、かつての楊枝の渡し。対岸(和歌山県)の志古には瀞峡ウォータージェット船乗り場がありますが、三重県側のこちら側には渡し跡らしきものはなく、広い河原があるだけです。ジェット船の乗船アナウンスが、こちら岸まで聞こえてきます。この日の熊野川は、連日の雨の影響か、濁り水の薄いモスグリーン。
楊枝の渡し跡
 歩き始めてから約5時間、目的地の楊枝薬師堂に到着しました。境内にはサルスベリやモミジが茂っていて、涼しい木陰を作ってくれていました。木陰でほっと一息ついてから、参拝。高齢化してきた両親や親戚に病気の人が増えてきたので、ご利益があると良いのですが。
 そういえば、平成23年の紀伊半島大水害で、この薬師堂も熊野川の泥水につかって、相当な補修をしているはずです。私も小船や楊枝の集落へ泥かきのボランティアに来ましたが、その時は、このお堂もずいぶんひどい状態だったと記憶しています。あれから3年弱、水害の跡はわからなくなっています。
楊枝薬師堂
 薬師堂の木陰でしばらく休憩してから、バス停のある熊野川対岸へ向かいます。同じ県道を戻っていくのもつまらないので、県道から少し高台にある楊枝の集落を歩いてみました。地元に住んでいる人とすれ違って、「こんにちは」と挨拶を交わします。朝9時半にバスの運転手さんにありがとうと言ってから、人としゃべったのは5時間ぶりのことでした。
階段を上がるおばあさん

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