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ホーム >> 東紀州百科事典 >> 自然・風土・環境 >> 熊野市百科大事典:名所・観光地 『鬼が城』  < くまのしひゃっかだいじてん:めいしょ・かんこうち 『おにがじょう』 >
東紀州百科事典

ジャンル: 民俗・文化・歴史 | 自然・風土・環境 | 方言・郷土料理・物産 | 行政・統計・経済

自然・風土・環境 熊野市百科大事典:名所・観光地 『鬼が城』  < くまのしひゃっかだいじてん:めいしょ・かんこうち 『おにがじょう』 > < 熊野市(旧熊野市、旧紀和町) >
熊野市百科大事典:名所・観光地 『鬼が城』 七里御浜 の北東端、ここを脇の浜といいますが、からはじまる約1kmの磯を言います。子供の頃にはしょっちゅう遊びに行っていましたので何故ここが、天然記念物だとか、名勝だとか言うのかよく分かりませんでした。長じて彼方此方の名所も随分見ました。先年、帰郷したときに久し振りに鬼が城に行ってみると、これがたいした物なのであります。遊歩道がありますので脇の浜から鬼が城口まで約1kmを是非歩くよう勧めます。ハイヒールはつらいです。スニーカーが良いでしょう。

鬼が城の遊歩道です。昔は、遊歩道は、上の道と下の道があり、下の道はかなり波打ち際に近いところを通っていました。今は上の道だけです。波打ち際からはずっと上ですが、台風などで波の荒いときは閉鎖されます。左は、観光客が普通行く千畳敷から少し行った所から七里御浜方面です。右は、少し行って、千畳敷方面を振り反って見た所です。この日は少し波があって本当は通行禁止です。
熊野市百科大事典:名所・観光地 『鬼が城』

トンネルの所から鬼が城の駐車場に行く途中の海側に、明治初期に北海道で活躍した写真家、 田本研造 の碑があります。忘れられたような碑ですが、写真に興味のある人は一寸寄って見てください。
熊野市百科大事典:名所・観光地 『鬼が城』
鬼が城の西口つまり木本の脇の浜には、鯨の供養塔があります。脇の浜の弁天の所から道に出て少し進むと、国道 42号線へあがる階段があります。その階段の中間付近にあります。案内板があり、次のように書いてあります。

熊野市指定準文化財
有形民俗文化財鯨魚供養塔
「鯨魚供養塔、明治十三(1880)年庚辰十二月七日当浦漁夫中」とあり、早朝、鯱に追われた一頭の巨鯨が、脇の浜の波打際に跳ね上がり、岩屋で野宿をしていた一人の武士がこれを発見、親井戸の漁夫たちに急報ついに捕獲して代金千五百円の収益をあげ、この収益を生かして、木造二階建の木本小学校を新築落成した。
鯨を発見した浪士は、岡山の藩士で、その功を賞賛され、時の木本浦戸長から、脇浜の姓をいただき、長く木本住民として暮した。
指定 昭和五十四年四月一日
熊野市教育委員会

さて、鬼が城が初めて全国的に名が知られたのは、昭和 2年 ( 1927 ) に、 サンデー毎日 が行った「日本新八景」及び「日本新百景」の選定の時でした。景色を、海岸、温泉、山岳、瀑布、渓谷、河川、平原、湖沼の八つに分類し、全国的に推薦投票を募集しました。

このとき、各地では、激烈な投票運動が行われました。木本でも、鬼が城を当選させるべく大運動がおこなわれ、鬼が城は首尾良く、1,151,116票を獲得し、 海岸の部の第 8位 になりました。ちなみに、新宮では、那智の滝をあきらめて瀞八丁に全力を注ぐことになり、瀞は 2,064,590票を獲得して、 渓谷の部の第 3位 となりました。

この企画の為、当時の著名な人士が各地の観光地を訪れて、旅行記をサンデー毎日に書いています。鬼が城は、前田三男と言う人が訪れていますが、かれは全部で 11個所回ったなかで、その文の殆どを、木本への 交通案内 に費やしています。余程不便で且つ印象深かったのでしょう。

データ
参考文献
  ・熊野市百科大事典
・「くまの」
・サンデー毎日
その他関連情報
  なし


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