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円通閣聖観音像・鰐口 <
えんつうかくせいかんのんぞう・わにくち > |
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紀北町 > |
紀伊長島区中桐にある円通閣には、紀伊長島区で最も古い仏像の一つとされている本尊「聖観音像」がある。通称は「中桐の観音さん」だが、西国三十三ヵ所の手引きとなるので「導(みちびき)観音」とも呼ばれる。また、朝寝坊をして札所になりそこねたという言い伝えもあり、親しみを込めて「朝寝観音」「朝寝坊観音」などと呼ばれることもある。
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「続紀伊長島風土記」に、「観音堂方四間村中にあり、古は円通閣長福寺といえり」と記録されている。製作年代は鎌倉時代の作と伝えられているが、江戸初期の間のものという鑑定もある。
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本堂の入口にかけられている鰐口は、その銘文に「寛文五年(1665)」とあり、「聖観音像」とともに町指定文化財とされ、貴重な工芸品である。荷坂峠の拓けるまで熊野街道筋にあたっていた中桐・前山が、この地方の中心となっていた一時期があったことが推察される。
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参考文献 |
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町指定文化財の石碑 |
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その他関連情報 |
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なし |
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