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早苗上り <
さなぶり > |
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紀宝町(旧紀宝町、旧鵜殿村) > |
紀宝町平尾井神社・上宮で新暦6月の丑の日(2007年は6月3日)、稲の生育と豊作を祈願する神事で、今でも多くの地元農家が参加します。
写真は田んぼに立てられている剣葉
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かつては、全国各地、その地方独自の形式でおこなわれていた伝統的な風習だったが、近年では珍しいものとなってしまいました。 早苗上り「さなぶり」の由来は、春先に舞い降りた田の神様が、田植えが無事終了したのを見届け、再び天へ登っていく「さいのぼり」がなまったという説や、「早苗振る舞い」からその名が付いたと言われています。
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紀宝町平尾井地区では、古くから田植えの終了した新暦6月の丑の日にこの行事をおこない、毎年絶やすこと無く継続しています。 刀に見立てた「剣葉」と呼ばれるススキの束を各農家が平尾井神社に持ちより神事、祈祷後、白い和紙がそれぞれに分配されます。 その分配された和紙を剣葉に紐でくくり付け、それを各田んぼの入り口や中央に立て「五穀豊穣」や「家内安全」「健康」などを祈ります。 その昔は、本当の刀や槍が使われていたそうです。
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農作業の忙しさから一段落し一息つけるこの時期、剣葉には自然の恵みに感謝する心とお米が無事育って豊作となるようにと祈る気持ちが込められています。
写真は、平尾井神社正面。ここに剣葉を置き、祈祷します。
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平尾井神社の後ろには小川が流れており、左端から川に向かって道があり、苔むした石段が川まで続いています。 また、神社前には穴の開いた石柱(約40cmほど)がありました。 これは何に使われるかご存知の方は、情報をください。
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参考文献 |
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ヨシクマ新聞 2007.6.4を参照 |
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その他関連情報 |
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なし |
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